

Question
ハイライトを使ってツヤ肌に仕上げたいと思うんですが、塗ったところがテカって不自然に見えます…。ナチュラルに見える方法を教えてください!
Answer
ハイライトは入れ方以前に選び方が大事です。大粒のラメやパールが入ったものは不自然に見えるので避けましょう。
基本的に肌になじむ色味で、クリームタイプか粒子の細かいパウダータイプがおすすめです。粒子が粗く、粉っぽいものはみずみずしさが感じられず、老けて見えやすいのでNGです。
実際に自然なツヤ感があるハイライトとはどのようなものか?簡単にチェックする方法があるのでこれからご紹介します。
教えてくれたメイクのプロ

Meg.さん
代官山のサロン勤務を経て、2012年からヘア&メイクアップアーティスト、信沢Hitoshi氏に師事。2017年に独立。現在、雑誌、TV、CM、MV、Web広告、ウエディングのヘアメイクなど幅広い分野で活躍中。
自然なツヤ感が出るハイライトとは?
みなさんハイライトを買う時「肌にのせた瞬間、キラッと美しい輝きに引かれて……」といった理由で選んでいることはないですか?この方法だけで選ぶと失敗しやすいです。
まず手の甲などにハイライトを塗った時、左下の写真ように正面から見てキラキラ光ったものはNGです。白浮きしているのがわかると思います。
おすすめは右下の写真。正面から見た時に、ハイライトを入れた部分が少し明るく見える程度です。この状態で手の向きを変えてみてください。

下の写真をご覧いただくとわかるように、手の角度を変えた時に、光が当たった部分のハイライトが若干うるっと輝いて見えます。これが自然なツヤに見える目安です。

この場合、上に照明があるので手の甲を上に向けた時、ハイライトを入れた部分に光が反射し、2本のラインが薄く光っています。
初心者におすすめのハイライトの選び方

肌なじみが良く、自然な光沢が得られるハイライト。
右から時計回りで、M・A・C ミネラライズ スキンフィニッシュ ライトスカペード ¥4,200(税抜)、キャンメイク クリームハイライター 03 ¥600(税抜)、3CE シマー スティック ピンク ¥1,491(税抜)、RMK グロースティック ¥2,000(税抜)、rms beauty ルミナイザー ¥4,900(税抜)、THREE シマリング グロー デュオ 01 ¥4,500(税抜)※私物
ハイライトはパウダー、クリーム、スティックタイプなど、いろんな形状のものがありますが、初心者さんが使いやすいのは、肌になじむクリームタイプと粒子の細かいパウダータイプです。
できれば、ハイライトを入れる場所や肌質によって、テクスチャーの違うものを使い分けると良いです。
例えば、クリームタイプは伸びが良く、自然なツヤ感を出しやすい反面、オイリー肌や皮脂の分泌が多い部分に入れるとヨレやすいことがあります。その場合はパウダータイプがおすすめです。
クリームハイライトを上手に使うには?
今回はクリームタイプのハイライトを使って、ナチュラルに仕上げるコツを簡単に説明します。
まずスポンジにハイライトを軽く取り、手の甲などで量を調整した後、顔にポンポンとタッピングしながら塗っていきます。こうすることで肌の中から発光するようなツヤと立体感が演出できます。

ハイライトを入れる場所は、目の下、鼻の付け根、Cゾーンなどが基本ですが、顔型によって入れ方は多少異なります。
ここでは面長さんの例で紹介します。

HowB美容ライター、フリーのモデルのわったん
面長さんは顔の横幅を出すために、ハイライトを眉頭の間から額にかけて・目の下と脇・あごに入れます。上の写真を参考にしてみてください。
目の下にハイライトを入れると、レフ版効果も得られ、くすみや小ジワも飛ばしてくれますが、クリームタイプを使う場合は入れる位置に気をつける必要があります。
よく涙袋を目立たせるために、下まぶたのキワにクリームハイライトをたっぷり入れる人がいます。これはアイメイクのヨレや崩れの原因になります。
というのも時間がたつにつれ、特にまぶたの厚い人はまばたきなどによって上まぶたのメイクが下まぶたにふれ、クリームハイライトの油分でメイクが崩れやすくなるからです。
下まぶたにクリームハイライトを使う時は、目のキワを避けるか、目のキワにハイライトを入れたい時は、粒子の細かいパウダータイプに変えることをおすすめします。

今回はリキッドファンデーションを塗った後、ハイライトを入れ、パウダーを薄くのせて仕上げました。ハイライトのベタつきが気になる人は、ファンデーションの前にハイライトを仕込んでもOKです。また、面長さんはあご先にハイライトを入れると、長さが強調されてしまうので、少し離した位置に横長に入れるようにしましょう。
完成です!

肌なじみの良いハイライトを入れたことによって、自然なツヤと立体感が出て、顔全体が明るい印象になりました。

Meg.さんからのアドバイス

ハイライトはただ明るく見せればいいというわけではありません。選び方や入れ方が適切でないと、かえって不自然に見えます。また、ハイライトの入れすぎはテカリが目立つだけでなく、顔が膨張して見えることもあるので気をつけましょう。
撮影/芹澤祐介
監修/Meg.
※価格は全て編集部調べ
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