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[明日の主役はワタシ!⑦] 「整形シンデレラオーディション」 第2回グランプリ 馬場汐音さん
「ガールズアワード」の人気企画となった、湘南美容クリニックが女性の夢を全力で応援するプロジェクト「整形シンデレラオーディション」。今回は2017年、第2回「整形シンデレラオーディション」のグランプリを受賞した、馬場汐音さんをご紹介。“元男性”だった彼女が、ステージで美しい女性として輝く日までを追いました!
「グランプリ発表で、自分の名前が呼ばれた瞬間、頭が真っ白に……」と馬場さん。「湘南美容グループ」相川佳之代表より、ステージで優勝賞金300万円の目録が手渡されました。
「グランプリ発表で、自分の名前が呼ばれた瞬間、頭が真っ白に……」と馬場さん。「湘南美容グループ」相川佳之代表より、ステージで優勝賞金300万円の目録が手渡されました。

「整形シンデレラオーディション」は、16歳から30歳までの「整形をきっかけに、より輝く人生がおくりたい」女性なら、誰でも応募可能。2回目となったこのオーディションで、見事グランプリを手に入れたのは、“元男性”の馬場汐音さんでした。

男性として暮らすことが辛くて、18歳の時に「自分は性同一性障害かもしれない」と両親に告白。20歳になり性別適合手術(性転換)を受け、戸籍を変更、名前も女性名に変えました。そして新たな人生を歩むことになったものの、気持ちは晴れなかったそう。

「角張ったエラのラインが男性的で、コンプレックスを抱いていました。“見た目も可愛らしくなりたい!”そう思っていたところ、目にしたのが『整形シンデレラオーディション』でした。“私にはこれしかない!”と思いました」(馬場さん)

そして馬場さんは“元男性”であることを隠してオーディションに応募。選考に外されることが怖くて、本当のことは言い出せなかったと言います。審査に順調に勝ち進み、整形ができる権利を手に入れたところで、医師の診察で“元男性”ということが知られることとなります。

「“元男性”とばれてしまった時点で、オーディションは終わる……と思っていたけれど、運営スタッフのみなさんは私を女性として受け入れてくれました。私自身が自分と向き合うことから逃げていたのに、みなさんは本気で向き合ってくれたんです。だから自分も本気で向き合わなくては!と思いました」(馬場さん)

そのときから馬場さんは、今まで以上に熱心にウォーキングの練習、筋トレを続けます。その努力とともに輝きが増していった馬場さんは、「マイナビ GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER」の「整形シンデレラオーディション」ステージで、その魅力を存分に発揮。第2回「整形シンデレラオーディション」グランプリに選ばれました!


今まで着たことがなかったファッションにもトライ
グランプリ発表から約2か月後にウェブマガジンの撮影で再会した馬場さんの、女性らしく自信に満ちた姿にスタッフは驚いたそう。
グランプリ発表から約2か月後にウェブマガジンの撮影で再会した馬場さんの、女性らしく自信に満ちた姿にスタッフは驚いたそう。

審査に勝ち進んだ馬場さんは、女性らしいフェイスラインに、キリリとした二重を柔らかい印象の目元になるよう施術を受けました。

「以前は自分のために洋服を買うことができなかったんです。欲しくなかったわけではないんですが、何を着ても似合わないような気がして……。メイクもうまくできないし、やればやるほどおかしくなっちゃう気がして、だからいつもほぼすっぴん」

「施術を受けて理想の姿になってからは、気後れすることもなくお店に入れるようになりました。最近、今まで着たことのなかった花柄のワンピースを購入してみました(笑)。ファッションもメイクも自分で試して、好きなものを選ぶ楽しさを知りました」(馬場さん)


自分に自信がもてるように、スイッチが切り替わった
“元男性”ということを隠して参加した合宿審査。「学生時代は男性として過ごしてきたので、女の子の集団で過ごせることがうれしかった。まるで修学旅行みたいで楽しかったです」(馬場さん)
“元男性”ということを隠して参加した合宿審査。「学生時代は男性として過ごしてきたので、女の子の集団で過ごせることがうれしかった。まるで修学旅行みたいで楽しかったです」(馬場さん)
高校卒業後は音楽の専門学校に通い、その後はドラムス講師やサポートミュージシャンとして活動。以前はステージ上で自分がどう見られているか気になって仕方なかったそう。整形後は、バンドのメンバーから「ソロパートの表現がよくなった」と言われることも。
高校卒業後は音楽の専門学校に通い、その後はドラムス講師やサポートミュージシャンとして活動。以前はステージ上で自分がどう見られているか気になって仕方なかったそう。整形後は、バンドのメンバーから「ソロパートの表現がよくなった」と言われることも。

“ダメ元”のつもりで応募したという「整形シンデレラオーディション」ですが、馬場さんは約230名の応募者の中から順調に勝ち進んでいきます。

「私は“元性同一性障害”ということもあって、“オーディション候補者の中で自分が一番大きい悩みを抱えている”と思い込んでいたんです。でも他の候補者のみんなの悩みを聞いたとき『悩みは大きさじゃない』と気が付きました。今まではずっと“自分だけが”と思ってきたのですが、気持ちが切り替わりました」

「悩みを抱えているのは自分だけじゃない、自分の努力が誰かの希望になれるように頑張ろう、前を向こう、と思えるようになりました」(馬場さん)


これからは支えてくれた家族に恩返しを
オーディション会場には、ご両親と弟さんが応援にかけつけてくれました。「優勝賞金300万円の一部は、家族への恩返しに使いたい」と馬場さん。
オーディション会場には、ご両親と弟さんが応援にかけつけてくれました。「優勝賞金300万円の一部は、家族への恩返しに使いたい」と馬場さん。

「ガールズアワード」のランウェイを歩く日のため、1年間オーディションに熱中し努力してきた馬場さん。夢をかなえた今、馬場さんからあふれるのは、感謝の気持ちだそう。

「私を支えてくれたいろんな人たちには感謝しかありません。特に母には性同一性障害を告白してから、心配ばかりかけていました。父は長男としての私に期待をかけてくれていたと思いますが、今の私をまるごと受けいれてくれました。ランウェイのためにストレッチをしていたら、手伝ってくれたりもしました(笑)。今は両親の笑顔が見られて本当によかったです」

「性別を隠して応募していたのに、引き続き候補者として扱ってくださったオーディション運営スタッフのみなさん、施術してくださった先生、そしてあのとき勇気を出して応募をした自分にも“ありがとう”と言いたいです」(馬場さん)

ライター/山西裕美(historeal)


整形シンデレラ特集
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