
[エステティシャンが伝授]鼻の毛穴の黒ずみをなくすケア方法は4つ!「いちご鼻」を解消するには?
2018.08.23
HowBガール
鼻の毛穴が黒ずむ「いちご鼻」は毛穴に詰まった角栓のせいかと思いきや、その他の原因で起きる場合も。
そこで「いちご鼻」に見られる主な原因と対処法について、あおちんがエステティシャンの方に教えてもらいました。
\教えてくれた/
スキンケアのプロ

エステティシャン 石原由美さん
ICAM国際ライセンスエステティシャン、AEA認定エステティシャン、認定整体師、ダイエットアドバイザー1級などさまざまな資格を取得した美のプロフェッショナル。大阪にあるトータルビューティーサロン「グランヴェルジェ」代表。外見を美しくするだけでなく、インナービューティーを目的とした食事やメンタルケアまでトータルで美を提案。「なりたい自分になる!」をモットーに、お客様一人ひとりに適した施術に定評がある。<グランヴェルジェ HP>
ICAM国際ライセンスエステティシャン、AEA認定エステティシャン、認定整体師、ダイエットアドバイザー1級などさまざまな資格を取得した美のプロフェッショナル。大阪にあるトータルビューティーサロン「グランヴェルジェ」代表。外見を美しくするだけでなく、インナービューティーを目的とした食事やメンタルケアまでトータルで美を提案。「なりたい自分になる!」をモットーに、お客様一人ひとりに適した施術に定評がある。<グランヴェルジェ HP>
鼻の毛穴が黒ずむ「いちご鼻」の主な原因と対処法

鼻の毛穴がポツポツと黒ずんで目立つのが、「いちご鼻」と呼ばれるもの。
いちご鼻になってしまう主な原因は次の4つが考えられます。それぞれの対処法も一緒にご紹介します。
1.毛穴の詰まり
毛穴に皮脂や古い角質、メイクなどの汚れが混ざってできる「角栓」と呼ばれるものが詰まった状態。指で触るとザラザラします。
原因:
皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されるため、分泌量が多くなると毛穴に詰まりやすくなります。
また、肌の新陳代謝(ターンオーバー)によってはがれ落ちる古い角質の他に、メイクや日焼け止めなどの落とし残しが皮脂に混ざり角栓ができると、表面の皮脂が酸化して黒く目立つようになります。
対処法:
寝る前に適切な洗浄力のクレンジング剤で、きちんとメイクを落とすことによって角栓を予防することができます。
洗顔料のツノが立つくらいまで泡立て、肌をこすらないように気をつけましょう。
小鼻の横などは特に洗い残しが多い場所なので丁寧に。洗顔は朝と夜の1日2回で十分です。
2.毛穴の乾燥
毛穴や周囲の肌が乾燥すると、水分の蒸発を防ぐために皮脂を多く分泌するようになります。
過剰に分泌された皮脂によって、毛穴の詰まりが起こりやすくなるのです。
原因:
このケースでもっとも多いのが、間違ったスキンケアによる肌の乾燥。
皮脂が気になって1日に3回以上洗顔したり、メイク落としシートなどでゴシゴシこすったり、熱いお湯で洗ったりすると肌の乾燥を招きます。
対処法:
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧水をつけた後、水分が蒸発しないように乳液を塗ってフタをしましょう。
ただし、鼻は皮脂でベタつきがちなので、化粧水をメインに使い、乳液などの油分は薄くなじませる程度でも良いです。

3.色素沈着
鼻の毛穴に色素が沈着し、黒ずんで見える状態。
日焼けなどによるシミやソバカスと同じく、メラニン色素が生成されて起きます。
原因:
皮脂が紫外線によって酸化し、発生した活性酸素の刺激でメラニン色素が生成されるためといわれています。
本来、メラニン色素はターンオーバーの中で古い角質とともに排出されます。
しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れたり、何らかの刺激によってメラニン色素が作られ続けたりすると、それらが蓄積して黒ずみが目立つようになります。
対処法:
UVカット機能のついた化粧下地やファンデーション、日焼け止めを活用し、季節を問わず紫外線対策を行うようにしましょう。

プロからのアドバイス!

石原由美さん
色素沈着を防ぐために、普段のスキンケアにも美白成分が配合された基礎化粧品を取り入れるようにしましょう。代表的な美白成分として「ビタミンC誘導体」や「4MSK」などがあげられます。
4.毛穴の産毛が濃い
普段はあまり目立たない顔の産毛ですが、よく見ると鼻を含め、多くの産毛が生えています。
原因:
産毛が多く生えていることや、太くて色が濃いことなどで、毛穴が黒ずんで見えます。
対処法:
シェービングによって解決する場合もありますが、自己流で行うと肌を傷つける可能性があるのでおすすめしません。
美容皮膚科やサロンで脱毛やシェービングが可能か相談した上で対処すると良いでしょう。
鼻の毛穴の黒ずみを悪化させる3つのNGケア

良かれと思ってしているスキンケアが、鼻の毛穴の黒ずみを悪化させている場合もあります。
ここで小鼻を傷つけるNGスキンケアのポイントを3つご紹介します。
NGポイント①
無理に角栓を取る
無理に角栓を取る
角栓をはがし取るタイプのパックは、毛穴周囲の肌の表面まで一緒にはがしてしまうため、肌に大きなダメージを与えます。
また、爪で押し出したり、毛抜きなどで引き抜いたりするのも、毛穴の周囲の肌を傷め、色素沈着の原因にもなるのでやめましょう。
NGポイント②
ゴシゴシこする
ゴシゴシこする
ゴシゴシと強くこすると、肌の表面に細かい傷をつけてしまうのでやめましょう。また、スクラブ入りの洗顔料も、肌を傷つけてしまうのでおすすめできません。
NGポイント③
洗浄力の強いクレンジング剤を使う
洗浄力の強いクレンジング剤を使う
洗浄力の強いクレンジング剤はメイクや皮脂の汚れをスッキリ落とす一方で、肌本来の保湿成分まで取り去るために肌が乾燥しやすくなるのです。
メイクが落ちにくい目元や口元は専用のリムーバーでサッと落とし、顔全体は洗浄力のマイルドなクレンジング剤でケアしましょう。
乳液タイプのクレンジング剤は、洗浄力が弱く肌に優しい傾向があります。
プロからのアドバイス!

石原由美さん
「いちご鼻」を早くなくそうと、毛穴パックや毛抜きで対処する人は多いです。でも、対処法として大切なのは肌に負担をかけず、汚れをキレイに落とすことと保湿ケアをきちんと行うことです。
撮影/大根大和(あおちん)
ヘア&メイク/金 沙知(あおちん)
監修/石原由美さん
ヘア&メイク/金 沙知(あおちん)
監修/石原由美さん